Promete Appの初期化
Promete製アプリの初期化には、まず PrometeApp.Create
静的メソッドを呼び出す必要があります。
PrometeApp.Create
メソッドは、Prometeアプリケーションのインスタンスを生成するためのビルダーを返します。
ビルダーには、メソッドチェーンでアプリケーションの初期化に必要なコンポーネントを追加することができます。
プラグインの追加
プラグインを追加する場合、ビルダーの Use
メソッドを呼び出します。
プラットフォームを指定してビルド
プラグイン追加後のメソッドチェーンで、ビルドメソッドを呼び出します。
BuildWithOpenGLDesktop
メソッドは、PrometeをOpenGLを用いたデスクトップアプリとして初期化する拡張メソッドです。
内部的に必要なプラグインをすべて読み込んで初期化し、PrometeApp
クラスのインスタンスを返します。
最終的には、以下のような初期化コードになるでしょう。
実行
アプリケーションを実際に起動する場合、PrometeApp.Run()
メソッドを呼び出します。
なお、起動にはシーンが必須なので、空のシーンを作成します。
これを実行すると、最小構成のPrometeアプリが起動します。 具体的には、640x480の黒いウィンドウです。
Run() メソッドは、アプリケーションが終了するまでブロックします。停止すると、アプリケーションの終了コードが返されます。この例では、終了コードを return
しています。
初期値の変更
app.Run()
メソッドの引数として、WindowOptions
オブジェクトを渡すことで、アプリケーションの初期値を変更することができます。
プロパティ名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
Location | VectorInt | ウィンドウの表示位置 |
Size | VectorInt | ウィンドウのサイズ |
Title | string | ウィンドウのタイトル |
Scale | int | ウィンドウのスケール値。 1, 2, 4, 8を指定でき、その倍率に描画内容を拡大します。 |
IsFullScreen | bool | フルスクリーンモードで起動するかどうか |
Mode | WindowMode | ウィンドウの表示モード。 Resizable, Fixed, NoFrameを指定できます。 |
TargetFps | int | ターゲットのFPS(描画フレームのレート)。 デフォルトは60fpsです。 |
TargetUps | int | ターゲットのUPS(更新フレームのレート)。 デフォルトは60upsです。 |
IsVsyncMode | bool | 垂直同期を有効化するかどうか |