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Promete Appの初期化

Promete製アプリの初期化には、まず PrometeApp.Create 静的メソッドを呼び出す必要があります。

Program.cs
using Promete;
var app = PrometeApp.Create()

PrometeApp.Create メソッドは、Prometeアプリケーションのインスタンスを生成するためのビルダーを返します。 ビルダーには、メソッドチェーンでアプリケーションの初期化に必要なコンポーネントを追加することができます。

プラグインの追加

プラグインを追加する場合、ビルダーの Use メソッドを呼び出します。

Program.cs
using Promete;
var app = PrometeApp.Create()
.Use<YourAwesomePlugin>()
.Use<YourSweetPlugin>()

プラットフォームを指定してビルド

プラグイン追加後のメソッドチェーンで、ビルドメソッドを呼び出します。

BuildWithOpenGLDesktop メソッドは、PrometeをOpenGLを用いたデスクトップアプリとして初期化する拡張メソッドです。

内部的に必要なプラグインをすべて読み込んで初期化し、PrometeApp クラスのインスタンスを返します。

最終的には、以下のような初期化コードになるでしょう。

Program.cs
using Promete;
var app = PrometeApp.Create()
.Use<YourAwesomePlugin>()
.Use<YourSweetPlugin>()
.BuildWithOpenGLDesktop();

実行

アプリケーションを実際に起動する場合、PrometeApp.Run() メソッドを呼び出します。 なお、起動にはシーンが必須なので、空のシーンを作成します。

Program.cs
using Promete;
var app = PrometeApp.Create()
.Use<YourAwesomePlugin>()
.Use<YourSweetPlugin>()
.BuildWithOpenGLDesktop();
return app.Run<MainScene>();
public class MainScene : Scene { }

これを実行すると、最小構成のPrometeアプリが起動します。 具体的には、640x480の黒いウィンドウです。

Run() メソッドは、アプリケーションが終了するまでブロックします。停止すると、アプリケーションの終了コードが返されます。この例では、終了コードを return しています。

初期値の変更

app.Run() メソッドの引数として、WindowOptions オブジェクトを渡すことで、アプリケーションの初期値を変更することができます。

return app.Run(WindowOptions.Default with
{
Title = "My App",
Width = 800,
Height = 600
});
プロパティ名説明
LocationVectorIntウィンドウの表示位置
SizeVectorIntウィンドウのサイズ
Titlestringウィンドウのタイトル
Scaleintウィンドウのスケール値。
1, 2, 4, 8を指定でき、その倍率に描画内容を拡大します。
IsFullScreenboolフルスクリーンモードで起動するかどうか
ModeWindowModeウィンドウの表示モード。
Resizable, Fixed, NoFrameを指定できます。
TargetFpsintターゲットのFPS(描画フレームのレート)。
デフォルトは60fpsです。
TargetUpsintターゲットのUPS(更新フレームのレート)。
デフォルトは60upsです。
IsVsyncModebool垂直同期を有効化するかどうか